We would like to know how we should attend to persons with disabilities. We should know their feelings and real voices. We would like to build trust each other to share happiness.
全世界で障害を持つ人の割合は総人口の15%とされている。UNESCOではジェンダー平等のみならず、障害を持つ人の人権についてもその擁護に努めてきた。

先頃開催されたTrue Colours Festival アジア太平洋障害者芸術祭にUNESCOから招聘されシンガポールに行ってきた。このフェスティバルは選抜された障害を持つアーティストが一堂に会し、音楽や舞踊など数々のパフォーマンスが披露されるものだが、それらの素晴らしさは言うまでもなく、全ては圧巻であり、心打たれるものだった。ここまで到達するのにどれだけの努力と苦労を積み重ねて来ているのか、想像さえもできない。
僕らが障害を持つ人たちと接する機会が少ないのは、それだけ社会の中で行動できる範囲や内容が限られている証でもある。より良い社会にするためには設備などの更なる増加はもちろんのこと、彼らの気持ちを知ることが最も大切であろう。というのも、実際に障害を持つ人と接するとき、どのようにヘルプをしたら良いかわからないと感じることも多いのではないか。ヘルプの方法も各人様々と言われるが、まずはどのようにお声掛けするかなど、僕らが知るべき接し方や、障害を持つ方々の声がもっと身近に聞ける、そんな広告や媒体を増やしてほしいと思う。どう望んでいるかを理解し、絆を結ぶことができれば幸せを分かち合うこともできるはずだ。
このフェスティバルで僕がいくつか演奏を任された中で、同じくUNESCO Artist for Peaceで全盲歌手のMs Jane Constanceと共演する機会もあり、ふたりのUNESCO平和芸術家のコラボレーションには強いメッセージが込められていた、とたくさんの声を戴いた。また、様々なアーティストたちとも交流を持つことができた。全ての人にエネルギーと喜びを与えてくれる芸術。その力をあらためて感じ、一方で“極限”の域に到達しているアーティストたちに凄い刺激をもらった一週間だった。
パネルディスカッションで障害を持つアーティストに向けられた質問が「もし、あなたがスーパーヒーローになれたら、その能力をどう生かしたいですか?」。僕は思う、彼らは既に真のスーパーヒーロー(ヒロイン)です。