Posting on 20 Nov 2015 for BLOG去る13日の金曜日、パリで起こった悲劇に世界中の誰もが憤り、哀しみに暮れているに違いない。UNESCO 70周年公式祝典のため11日再びパリに入っていた僕は、事件の4時間ほど前まで悲劇が起きた場所から数十メートル先に居た。普段は行かない地域だが、先月のユース・フォーラムで、参加者の若者が教えてくれたシャツの店を訪れていたからだ。紛争地には何度も足を運んでいるから危険に対する怖れはない。しかし罪のない市民を標的にする非人道的な行為が断固許せない。憤る感情に抑えが利かず眠れぬ夜を過ごした翌日、花と水を手向けるため赴いた現場は、血痕や弾痕などあまりにも生々しい。翌々日からは街中に半旗が掲げられた。時間が経つにつれ哀しみが募り、仕事の合間、祈りを捧げに何度も立ち寄ったPlace de la République。亡き人への想いを綴った文字や灯火を前にすると、込み上げてくるものが抑えきれない。“Même pas peur”これはフランスが歩んできた歴史が生んだ、この国の根底にある精神なのだ。パリを発つ前夜、僕も広場の石畳にメッセージを残してきた。さぞ無念であろう犠牲となった人たちのために祈ろう。祈りの力が人々を動かし、世界を良い方向へ導いてくれることを信じるしかない。“Solidarity”各国で唱えられるこの言葉から、今回の事件を世界の悲劇であると僕たちは捉えなければならない。Pray for the world