Posting on 6 Feb '15 for BLOGパリへ行かなくてはならないことが急遽決まった。先月関西フィルさんとの共演を楽しく終わらせていただいた感謝の気持ちと、パリ新聞社襲撃事件について投稿しようとしていた矢先、今度は日本にとって衝撃的な事件を知ることとなった。3月の震災復興支援関連に加え、パリでの短い滞在に即した入念な準備に奔走して、前回の投稿からずいぶんと時間が空いてしまった。
国連にて憲章が採択されUNESCOが誕生して70年、同じく日本でも戦後70年という節目を迎えた2015年。早くも1月上旬から続く凄惨な事件に世界が哀しみ憤っている。これまで人類は争いに至る問題に直面したとき、知恵と忍耐と努力によって、完全な解決とは言えないまでも均衡を取り戻してきた。精神の柱となる宗教における思想の相違を「寛容」に到達させるのは最も難しい課題であるが、相容れない所があっても人々の願いは同じ方向にあったはずだ。現在起こっているこの新たな問題の根源は、特定の社会が長年に亘って蓄積してしまった負の遺産とも言うべきか。
UNESCOに関わる人たちの芸術活動も新しい局面を迎えつつある。今度の訪問ではあらためてUNESCO平和芸術家の役割と今後の活動について自分の主張をしっかりと唱えたい。
今年は被災地支援と併せてUNESCO70周年関連の行事が増え、皆さんに演奏を聴いていただく機会は少なくなると思いますが、温かく見守っていただけたら嬉しいです。一日も早い「世界中の平和」実現とその継続を願ってパリに向かいます。