王子ホールのリサイタルが終わってから2週間余り。ご来場の皆さまに心から感謝いたします。10年ぶりの演奏となったベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」、久しぶりに弾いてあらためて曲の素晴らしさに感嘆するばかり。特に今回はピアニスト佐藤彦大君と綿密に合わせを重ねていった成果を発揮出来たと思う。普段は一回もしくは二回の合わせから本番が多いが、念入りに四回たっぷりリハーサルを取った。ストラド“ステラ”にとっては初の「クロイツェル」。新しい試みとして、ステラと相談しながらG. P. 際中も弦の設定を色々変えながら本番に臨んだ。紆余曲折はあったが、労の甲斐あって貴重なデータを得ることが出来た。その面でも今回はとても収穫の多いコンサートとなった。なによりもコンサート後たくさんの方達から称賛のお言葉を戴けて僕達モーニング・ブラザーズは嬉しい。次回はヒコちゃんの故郷、盛岡で「クロイツェル」を再演する。どこまでこの曲を発展させられるか、今から楽しみだ。