18日のご来場心より感謝いたします。また、サッチーこと指揮者・藤岡幸夫先生、関西フィルの皆さま、スタッフの皆さま大変お世話になり有難うございました。写真はリハーサル風景を撮られた関西フィルさんからお借りしたもの。ヴォーン・ウィリアムス「揚げひばり」は公私共にお世話になっているサッチーが“お前に弾かせたい!”と選んでくれた大切な曲だ。演奏すればするほど、この曲を理解しようとすればするほど、奥が深く、曲の魅力にのめり込んでゆく。いずみホール満員のお客様に、天高く舞い上がるひばりの姿、清澄な鳴き声、ひばりの歌声によって地上に愛が溢れ出す描写が生まれることを願って演奏した。今回の大阪入りは16日。奇しくも今年の1月17日05時46分の瞬間に捧げる黙祷を、関西の地で行なった。宿泊している部屋の窓は大阪市内や神戸方面に臨む。‘95年当時たとえ自分が若くても、もっと何か出来たのではないかという悔いる気持ちが今も残る。今の自分には静かに黙祷を捧げることしか出来ない。「揚げひばり」の演奏中、会場内が不思議な空気に包まれた感じがした。郷愁を誘う響きに、僕自身はいつしか弔いのような何か特別な思いを込めてこの曲を弾いていた。演奏会翌朝ちらつく雪を眺めながら、これからも「揚げひばり」を弾いてゆきたいと心に誓った。